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労働一般H28-2-C [労務管理その他の労働に関する一般常識]


【 問 題 】

同一企業内に複数の労働組合が併存する場合には、使用者は団体
交渉の場面に限らず、すべての場面で各組合に対し中立的態度を
保持しなければならないとするのが、最高裁判所の判例である。







【 解 答 】 正しい。


【 解 説 】

最高裁判所の判例では、
「複数組合併存下にあっては、各組合はそれぞれ独自の存在意義を
認められ、固有の団体交渉権及び労働協約締結権を保障されている
ものであるから、その当然の帰結として、使用者は、いずれの組合
との関係においても誠実に団体交渉を行うべきことが義務づけられ
ているものといわなければならず、また、単に団体交渉の場面に
限らず、すべての場面で使用者は各組合に対し、中立的態度を保持
し、その団結権を平等に承認、尊重すべきものであり、各組合の
性格、傾向や従来の運動路線のいかんによって差別的な取扱いを
することは許されないものといわなければならない」
とされています。



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